実在の人物だった!怪談「番町更屋敷」のお菊塚
戸塚駅から歩いて少しの細い通りに面した公園の一角にある「お菊塚」。「お皿が一枚・・・・お皿が二枚・・・」の怪談に登場する奉公人、お菊の墓標だ。
実在したんだ~!知らなかった!
公園の入り口には「お菊塚」と。
奥に入っていくと、大きな石の墓標と解説が書かれた案内板がある。
平塚宿の役人だった源右衛門の娘で、行儀作法見習いのため江戸の旗本方へ奉公中、主人に切り殺されたとのこと。
一説によると、家来がお菊を見初めたものの、お菊がいうことをきかず、憎しみで家宝の皿を隠して主人にお菊が皿を紛失したと告げ、それで手打ちにされたのだとも。
そんな解説も、ある種、実在の話ではないような気持ちで読んでいたんだけど、解説の最後の一文はこう。
「昭和二十七年秋、戦災復興の区画整理移転により現在の立野町晴雲寺の真壁家墓地に収められている」
あらためて。
ほんとに実在したんだ!