箱根と並ぶ西の難所と言われているのでかなり身構えていたんだけど、実はそんなにしんどい場所ではないかも。
(よく考えたら、前後の宿との高低さもかなり違うかも)
鈴鹿峠への登り道の最後は、片山神社の参道入り口を入る。
ここから林間道だ。
昔はこのあたりに旧坂下宿があったが、1650年の水害で壊滅&移設したという。今は家一軒建っていない。
周辺は杉の林。
木漏れ日が、地面にまだら模様を作っていてきれいだ。
ハイキングコースということで誰か他にも歩いている人いるかなと思ったけど、結局、鈴鹿峠を越えて国道近くに戻ってくるまで、誰ともすれ違わなかった。
両脇からは渓流のさわやかな水音。
小さな滝もあった。
前日の雨の影響でぬかるんだり、すべりやすくなったりしているのではと心配だったけど、それもなし。
片山神社の近くには、鈴鹿流薙刀(なぎなた)術発生之地の碑。
そして石畳道が始まった。
金谷石畳以来かな?
街道ウォークを実感できる道だ。
そして国道1号の高架下をくぐる階段を登って反対側に行くと・・・
鈴鹿峠へのラストウォーク!
ここからの登りはちょっと急に。
といっても階段がしっかり作られているので問題なし。
足も一日休んで元気回復していたので、
羽が生えているように・・・というのはちょっとオーバーだが、写真撮りながら、さくさく元気にあがっていくことができた。
鈴鹿峠の高さは378m。
ここを通る街道が最初に作られたのは886年とかなり古い。
「八町二十七曲(まがり)」といわれる、曲がり道の多い峠道。
昔は山賊がかなり出没したらしい。
難所の原因は山賊だったのか。
「鈴鹿山 浮き世をよそにふり捨てて、いかになりゆく、わが身なるらむ ─ 西行法師」
特に何か特別な場所でもなさそうなんだけど、
ピラミッド状に石が積まれているところがあった。
きれいに積まれている。
自分と同じように、東海道ウォークしている人や、ハイキングに来た人が積んだのかな?昨日はかなり雨も降って風も強かったけど崩れなかったんだなあ。
そして、あっという間に鈴鹿峠!