河原谷橋を越えた辺りから坂下宿が始まるとガイドブックにはあったが・・・
あまり宿場の名残はない静かな山間集落。
関宿がすごすぎたので、それが頭に残ってしまっているのかもしれないけど、他の宿場に感じた「宿場の名残」のようなものはあまりなかった。
こんな幹事の古い建物も点在しているんだけど
3つもある本陣跡の標柱のうしろは茶畑になっていたり・・・
かなり閑散とした雰囲気になっていた。
ガイドブックにはこんなことが書かれていた。
「かつては、のぼりくだりの旅人でにぎわい、大きな旅籠が軒を連ねた。本陣、脇本陣の規模も街道有数だったが、明治以降、近代交通の谷間に残されたかたちで、急速にさびれた」
藤枝でも、鉄道路線と新旧の町の賑わいの話を聞いた。
川の流れが変わるたびに都市の場所が移っていった中国砂漠エリアの都市と同様、交通が変化することで、街の盛衰もあるんだなあと。
ここまで建物自体が減ってしまうと、関宿だったり、亀山宿だったりのように、「宿場」を軸にした街おこしのプロジェクトを発足させることもできないんだろうなあ。
宿場いろいろ。