東海道の他、中山道・日光街道など「五街道」が本格的に整備されたのが江戸時代で、
日本橋が、その「起点」となっていることも関係しているのでしょう。
ただ東海道自体は、江戸時代よりもっと古くからある日本の主要な街道のひとつで、江戸時代より前、西が日本の中心だった時代には、京都・奈良から東の国に向かう街道だったわけです。
そういう意味で、京都から東京に歩いていくのも、
決して「逆行」というわけではないでしょう。
結局考えた末、自分にとっての生活圏である東京を出発し、次第にそこから遠ざかっていくというルートを選ぶことにしました。
ガイドブックもすべて「東京→京都」前提で書かれているので、そのほうが読みやすいです(京都→東京ルートだと、「左手に富士山が見えてくると・・・」などの描写がすべて左右逆になるし、総距離なども、自分で計算しないといけなくなる)
なお、「桜前線とともに北上する」「紅葉前線とともに南下する」なんてアイディアももらいましたが、東海道は東西に長く横たわる街道で、桜の開花日も、紅葉の見ごろも、実はそんなに日にちに開きがなかったりしますので、自転車でツーリングとかじゃないと難しそうです。