しかもその木が、お子様ランチのケチャップライスのてっぺん旗みたいな感じではなく、まさに江戸幕府が指示したような「旅人が遠くからでも見つけられる目印」になっていたりすると!!!
こんもり盛り上がった塚を覆い隠すように枝と葉を広げる巨大な木。
塚の地面の上にも、太い根がうねっている。
ガイドブックいよると、一度は枯れかけていた老榎だが、平成6年に市が200万円もの予算をかけ、幹の穴をふさぐなどの手術をしてよみがえらせたのだとか。
どのくらいの樹齢なんだろう。
たった一本、こんな場所で行き続けてきた老木。
小学校の校庭に生えていた楠を思い出した。
幹にも根にも、ぱかっと割れて空洞になっていただろう部分を特殊な樹脂かなにかで埋めたような跡がある。幹の相当部分が朽ちていたようだ。
ちょっと痛々しい気もするけど、
長生きしてね。