歩きなんでそうはいかないんですよ!
話を聞くと、以前は三軒あった宿は今ひとつしか残っていないとのこと。そのひとつも「うーん、どうかなあ」と(町にたった一軒しかないのに、観光案内所の人にそう言われちゃう宿って一体・・・)
他に選択肢ないので唯一の宿「百楽園」に電話したら、「今日は定休日です」とのこと。ええっ~!!!でもちょっとだけ粘ったら「食事なしの素泊まりならいいですよ」と言ってくれた。ああ、よかった。
静岡県島田市金谷2548-57
JR金谷駅より徒歩5分
和室(食事付) 7,140円 他
- 楽天トラベルで「旅館 百楽園」を予約
駅からは歩いて5分ほどだが、ちょっと高台にある。
徒歩で行く場合には、途中から何やら遊歩道のような道を。
「娯楽センター入口」という看板が、何やらものすごいレトロ。つぶれたボーリング場のような雰囲気が漂う。大丈夫だろうか・・・。
クモの巣とか避けながら坂と階段を登ってゆくと、やはりなんともレトロな建物。
かなり大勢の人がいるらしい娯楽センターの脇を通って、「百楽園」に。
娯楽センターはカラオケで盛り上がっているぽい雰囲気だが、旅館のほうは定休日ということで静か。
フロント。
ビニール袋には、夕食用に買ってきた寿司が。
思ったよりかなり広い。
そしてやはり相当年季入っている感じの建物。
WEBサイトには「昭和レトロ」とあったが、まさにそんな雰囲気。
ノスタルジックなというよりは、さびれた感いっぱいだけど。
でも突然、無理行ってやってきた客にも関わらず、
ちゃんと「和田様」なんて紙まで張ってくれている。
そして部屋も広い!
お布団の敷き方がなんだか面白いがそれはそれとして、
窓際にも絨毯敷きの部屋がある。
洗面台も。
そしてここからの眺めが見事。
金谷にその向こうの島田や藤枝なんかも。
さらにその向こうの工場エリアまで見渡せる。
無事寝る場所確保できて安堵したので、
建物内を散策してみることにした。
娯楽センターでは、芝居の一座が公演をしていて、それで人が集まっているようだった。
自分が出て行った時には、ちょうど終わった後で、役者さんがお年寄りたちを見送っていた。
廊下の窓から見た風景。
大井川も、渡ってきた橋もよく見える。
浴衣とタオル。
バスタオルはついてなかった。
大浴場。
公演で娯楽センターに来ていた人も入れるようで、
お年寄りがひとりいたので、公演の話なんかをしてみたり。
座長さんが今回はいなかったとか、そんな話をしていた。
百楽園と娯楽センターをつなぐ通路部分。
定休日でなければ、いろいろ食事もできるようだ。
公演のポスター。
他にも役者さんの写真などが、通路にたくさん飾られている。
・・・とここまではよかったのだが!!!
夜になり。
自分以外誰も宿泊していない古いさびれた「昭和レトロ」な旅館。
缶ビール買おうと通路を歩いていると。
こんなポスターとか写真の白い顔だけが浮かび上がって怖いのなんのって!!!
しかも廊下とか、歩いてるだけでミシミシいうし。
多分、普通の人よりは怖がりじゃないほうだと思うんだけど、
この夜は真剣に何か怖くなってしまい、
テレビ大音量でバラエティ番組をつけて電気も消さずに就寝。
いやー、怖かった!!!
でもまあ、無事泊めてもらえてよかった。
次に行くことがあったら、お風呂でお話ししたお年寄りに強くすすめられたので、公演も見てみようと思う。
静岡県島田市金谷2548-57
JR金谷駅より徒歩5分
和室(食事付) 7,140円 他
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