東海道といえば松並木。
夏には木陰を提供し、冬には強い風から街道の旅人を守った松並木は、もうほとんど残っていない。
江戸時代には街道沿いのかなりのエリアに植えられていたそうなんだけど、特に第二次世界大戦の時に、木材や油など目的に伐採されてしまったと何かで読んだ。
実際、松が10本くらい並ぶところはあっても、
松並木と呼べるところは少なく、ここ御油の松並木は貴重な存在
街道の両側を埋め尽くす松の木。
昔の街道はこの幅だったんだなあ。
この間を、たくさんの人たちが歩いたんだなあ。
そう思うと感慨深い。
ここはKeyさんと歩かせてもらった。
足助の話だったり、木を切る話だったり、他の場所の松の話だったりしながら。
Keyさんは車を御油に停めていたので戻らないといけなかったのに、
そんなことお構いなしに、話に夢中になって、赤坂宿のすぐ手前までぐんぐん歩いていってしまいました。すみませんでした~!
若い木も混じっているけど、
かなり高齢そうな松の木もたくさん。
・・・なんて書いた後にガイドブックを読みなおしたら、樹齢300年以上はわずかになり、大半は1975年に補樹された219本が大半とのこと。
なんと同世代やん。
一本ずつこんな風に番号札がつけられていた。
国の天然記念物に指定されている松並木、維持管理してゆくのも大変そう。
この後、30年先50年先にも、この風景を見るために多くの人が歩いてここまでやってこれる環境だといいなあと。