宿場に軒を並べていた、一般の旅人のための宿泊施設、旅籠。
建物は何度か外から見ているけど、中に入るのは初めて。
東西からの旅人が、ここで一緒になったんだなあ。
個室もあったけど、同室のドミトリーっぽい泊まり方もあったようだから、いろいろお国自慢とかで盛り上がったのかも。
宿泊料金は、一泊二食つきで200~300文。
1文=約20円計算で、一泊4000円から6000円くらいとのこと。
なんと、現代と同じくらいなんですね。
ま、自分は食事つかないビジネスホテル一泊5000円程度のが中心だけど。
この宿は一般の旅籠ではなく、紀州版関係者が主に利用する御用宿だったとのこと。一般の人の利用は少なかったそうだ。
間口はそんな広くないが、とにかく奥が長いのが宿場の建物の特徴。ここもびっくりするほど奥に和室が伸びていた。
この旅籠は「浪速講(なにわこう)」に参加していた優良宿。
これに参加しているところは、客引きやサービスなどにおいて信頼できる宿の証なんだとか。
昔からこういう認定というかネットワークってあったのね!
中庭背景に記念撮影♪
風呂場。
炊事場。
急な階段をあがると・・・
ここにも部屋が。
天井がかなり低かった。身長170cm以上の男性だと、すこしかがんで歩く必要がありそうだ。
昔の枕。
こんなので熟睡できたんだろうか。
一度、昔ながらの旅籠に泊まってみたいなあ~!
・・・という願望は、明日実現します♪