そして、宇津ノ谷トンネルの手前で、人は脇の道にそれる。
(トンネル内を歩いていけるのかどうかは確認できなかったけど、仮にできても歩きたくないな)
ルートは、宇津ノ谷峠の集落や明治時代のトンネルを通っていく旧道ルートと、さらにそれより古い時代の街道だったらしい「つたの細道」がある。
宇津ノ谷峠の集落に向かった。
ゆるやかな上り坂にそって家が密集する小さな集落。
タイムスリップしたかのような雰囲気が残る家並み。
一度、反対側から歩いてきた旅行者とすれ違って挨拶した以外は、誰も歩いておらず静か。
そして名物「十団子」はここで。
店の前では、相当古そうな本などが並べて売られていた。
十団子の由来。
詳しくは後で書くけど、お寺の小僧が鬼になってしまい、旅の僧がそれを退治した話に由来する。
なかに入ってみると、お店というより普通の民家。
あがりのところで、おばあさんが団子を売っていた。
「これで鬼がついてきませんよ」と。
そして明治のトンネルへ!
少しあがったところから見下ろした、宇津ノ谷峠の集落。