飛び出し注意の子供達
宿場間の距離の関係で、今日は訪れる宿場は「水口宿」だけ。あとずっと、旧街道を歩き続けるという一日だったので、いつもとは違うものを追いかけてみた。
まずは「飛び出し注意の子供達」。
これが割と一般的なタイプ。
元気のいい男の子で、洋服は目立つ暖色系。
ただこの子は、柱に両足を結び付けられていて、これで走り出したら思い切り前につんのめりそうだったけど。
路地に入ってゆく男の子?
単に、設置向きが逆になっているだけかもしれない。
女の子もかわいい。
あんまりかわいすぎて萌え系だったりすると、運転手の脇見運転を誘引してしまい危険なのだろうが。
ただそんなかわいい女の子も、
雨などによる劣化で顔が消えてしまっているとちと怖い。
これはいろいろな疑問が浮かんでくる。
まず、彼は子供か大人か?
大人のように見える。鼻の高さと、目を黒く塗りつぶしていないところから、日本人ではない可能性も。
次になぜ左手だけ大きいかだ。
黄色い色がついているので、野球のグローブとかキャッチャーミットとか装着してるのかも。
そう考えると、これはユニフォームなのだろう。
彼は多分、少年野球チームのコーチだ。
道路に転がり出たボールをおいかけて走り出してきた少年に対し、「あぶない!」といっている。(というか、そうグローブに書かれている)
両足とも折っているのは、飛び上がって叫んでいるか、もしくは子供目線になるため、膝を突いているのかもしれない。
あるいは、「この人自身が飛び出しているわけではない」という証なのかも。満員電車で、痴漢に間違われないよう、両手でつり革つかむサラリーマンと同様に。
ここまで書いて、これまで見てきた「飛び出している子供」との大きな違いに気づいた。
「飛び出している子供」設置の対象は、車のドライバーだ。
小学校が近くにある通りなどで、子供が飛び出してくるから気をつけようというメッセージを伝えるためにPTAや教育委員会・学校などが設置をしている。
しかしこの「少年野球チームコーチ」の対象は、車のドライバーなのだろうか?それとも子供なのだろうか?両方なのだろうか?
・・・なんていう、どうでもいいことを考えながら歩いていたら、こんなのにであった。
やっぱ、対象は子供かなあ。