お休み処で「イルカ」をご馳走になった!!!
古い建築物がたくさん残り、見所満載の蒲原宿のまんなかあたりに「お休み処」があった。
ずっと歩き続けてきたので、「ちょっと座れれば」程度の気持ちで入ったのだが、もんのすごい貴重な体験をさせてもらうことになった。
そう。
ここで自分たちは、生まれて初めて、イルカを食べたのだ!!!
ここは観光客向けの無料休憩所。
なかには、ちょっとしたお土産を販売しているコーナーと座敷。
名産品、桜えびの吊るしものがなんともかわいい。
そして間口にくらべ、非常に奥行きがあり、畳の部屋がいくつか続いていた。
思わず買ってしまった、東海道五十三次の手ぬぐい。
なかでは、コーヒーなど飲むこともできる。
アイスコーヒーを注文して、ちょっと一休み。
中には女性がふたりいて、
ひとりは肩のところで切りそろえた白髪がとってもきれいな方、
もうひとりは、先生と呼ばれていた、品のある女性。
とても気さくに、
暖かく迎え入れてくれた。
聞いてみた。
「このあたり、やはりイルカ普通に食べるんですか?」
白髪の方は、もともと地元の人ではないということで、食べないといっていた。
もうひとりの先生と呼ばれていた方は、
「昨日も食べたわ」
とのこと!
そして少し残っているからと、奥のほうの台所に向かった。
「食べてみて、もし大丈夫そうだったら買っていくことにしたほうがいいから・・・」
と親切にも。
どきどきする自分たちの前にでてきたイルカの肉。
↑これ!
あとで聞いたところによると、ほんの少しで1000円くらいする貴重なものなんだとか。そうとも知らず、ご好意に甘えてばくばく食べてしまったのだが。
「どう?」
薄くきったものをゆでて、塩をかけた状態。
かなりこりこりしている。
確かにちょっと生臭い。
そして「酒のつまみに最高」というのがわかる。
さますのさんは、「イカの塩辛みたい」といっていた。
その例えもすごく納得。
食感や塩加減、濃厚さはそんな感じ。
ただちょっと表現難しい感じなので、
興味ある人は、いつか蒲原にいって、食べてみて欲しい。
(お休み処で食べられるわけではありません)
ちなみに、積極的にイルカ漁を行っているわけではなく、
湾に迷い込んできてしまって網にかかって死んでしまったりしたイルカが食用になっているとのこと。
日本にはまだ、知らない食材がいろいろあるんだなあと思った瞬間。